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ヴァイオリニスト北田千尋さん、ピアニスト長純音さん インタビュー第4回


スタッフ:北田さんも長さんも高校から桐朋?

:はい。でもクラスは別で、高校は3年間クラスが固定なので、ずっとクラスが別でした。でも、高校でミュージカルの主役をやって、(北田さんと)一緒に撮った写真あって。

北田:初めて一緒に演奏したのは大学院になってからです。

スタッフ:高校の時の北田さんはどうでしたか?

:高校の時から、千尋ちゃんはかわいいって。クラス違ったんですけど、一緒のクラスの子と、千尋ちゃん今日もかわいい、とか言って。お人柄も、近くで(デュオを)やってみて、素敵だし。

スタッフ:北田さんは長さんの演奏の特徴って何だと感じますか?

北田:優しい性格ということもあって、一緒に弾く時にとても寄り添ってくれる印象があります。それから、普段話していたり長さんの書いている文章をみてもそうですが、言葉のチョイスが素敵だなと思うことが多いので、音楽を作っていく上での想像力、イメージの種類が多いんだなと思いながら一緒に演奏してます。

:文章を読むのも書くのも好きです。でもこの前、美術館に行ったのですが、絵に説明が書いてあるじゃないですか。すごい好きだな、こういう文章って…と思って。高校生の頃から美術館に行って、絵の説明を読むのが好きで、そういう影響もあるのかもしれないです。

スタッフ:逆に長さんから見て、北田さんの演奏の特徴をどう感じますか?

:音楽をやる上で、すごい華やかな演奏や圧倒される演奏とかあると思うよですが、私は寄り添ってもらう演奏が好きで。千尋ちゃんと一緒に演奏するようになって思ったのは、周りの人を置いていかない演奏だなって思いました。置いてきぼりにして自分だけっていうのが絶対ないので、すごく好きです。人に寄り添える演奏だなって。

スタッフ:北田さんは寄り添うタイプだと自分では思いますか?

北田:室内楽で内声を担当する機会も多いのでそういう(寄り添う)傾向になっているのかもしれないです。ただ、自分がはっきり主張しなければいけなかったり、また方向性をリードするべきところ、楽譜を読み込んだ上でこう弾く以外の選択肢はないと思えるほどの確固たる意志も必要だと思うので、そこはまだ自分自身の課題です。どっちの要素(主張することと寄り添うことと)も必要ですよね。

:すごい(北田さん)穏やかじゃないですか。一緒にシューマンの2番のソナタやったとき、すごいエネルギーで来るって思って、初めてやった時はびっくりしました。すごく色んな面が、演奏から聞けます。

スタッフ:北田さんは、無伴奏の演奏会はやってみたいと思いませんか?

北田:無伴奏はまた全く違う世界ですよね。やってみたいです。例えば、バッハの作品など四声あるものをひとりで弾けるというのは大きなやりがいがあります。ピアノのように1人で1つの完成された作品を演奏できるというのはやはりとても魅力的です。好きな作品に室内楽の曲が多いのが今の現状で、無伴奏だけの演奏会の機会は今のところないですが…でもそれもいつかやってみたいなとは思っています。


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